ZEHについて

そこで冬の表面温度を出来る限り室温に近づける事で、快適な室温の維持につながるイメージがわきます。夏における表面温度も出来る限り室温に近づけるという考え方が妥当です。

以上を踏まえ断熱性について考えると、断熱性が低いほど熱移動が速いため、結果的に表面温度が低くなることが予想できます。断熱性を高める必要がここにあり、断熱性を高めたメリットはそのまま快適な室温を生み、省エネにつながる訳です。壁や床、天井には断熱性能の高い断熱材を、開口部には断熱性能の高い窓を使用することが重要となります。

以下は、弊社の提案する標準仕様の窓や断熱材で、ZEHに必要な断熱性能が備わっています。壁の断熱にいたっては付加断熱を施工します。

窓

オール樹脂、ガラスはペアガラス、アルゴンガス入りで南側を日射取得型、東・西・北側を日射遮蔽型にします。

基礎

基礎断熱に、押出法ポリスチレンフォーム保温版100mm厚。

壁

内断熱に、高性能グラスウール20キロ105㎜厚。
付加断熱に、押出法ポリスチレンフォーム保温版30㎜厚。

屋根

吹き付け硬質ウレタンフォーム250㎜厚。

晴天率の高い東信州の気候には打って付け

ZEHには再生可能エネルギーの活用が必要不可欠なので、太陽光発電パネルを選択します。晴天率の高い東信州の気候には打って付けと言えます。太陽光発電パネルの容量は、消費電力と同等の発電量を割り出して決めることになります。

モニターになっていただいているお宅（所在地は小諸市で家族構成はお子様2人とご両親の四人家族）の１年間の電気料金を表したグラフです。床下エアコンを採用しているZEHです。平成29年12月からのこの年、年間171,068、月平均14,255円でおさまっています。オール電化（IH使用）でこの料金も注目です。発電料は、買取り価格やパネルの枚数で異なるので、ここでは電気使用量にかかる電気代に限って説明しています。